COMPANY 企業理念
COMPANY

経営理念

株式会社あらたは卸商社として流通経済の一翼を担い、産業社会・地域社会に貢献することを念願に、 全国各地の有力なる卸企業各社が長年の歴史と伝統を一つに結集して設立した会社であります。したがって、われわれはこの設立の精神を基に旺盛なるフロンティア精神でことにあたり、常に和親協調・相互信頼・謙虚なるをもって身上とし、「世の中のお役に立ち続ける」ための努力を続けてゆかなければなりません。

社名の由来

「あらた」は中国の古書「大学」にある「まことに日に新たにせば、日々新た、また日に新たならん」という文字を洗面器に刻み、毎朝これを眺めて自らを戒めた湯王の故事からとっています。2001年2,236名の社員応募の中から選ばれました。

ロゴマークコンセプト

ロゴマークの3つの羽根は、得意先小売業様、仕入先メーカー様、それに私共 卸を表しています。 株式会社あらたの頭文字〔a〕をデザインしたものですが、メーカー、卸、小売業がサプライチェーン マネジメントの風車を回して、最もローコストな流通体制を築き常に消費者に満足を与え、より社会のお役に立って最適な流通を実現したいという願いを表現したものです。

あらたポリシーズ

あらたポリシーズとは

株式会社あらた(以下「当社」といいます。)の“根本理念と経営の真髄”を表わす重要な諸項を集録しています。

社訓

働くは人の道 誠心誠意 感謝報恩
働くは人の道 誠心誠意 感謝報恩

社訓解説

「社訓」とは会社の教えであります。『あらた』もきのうきょうできたわけではありません。もとを辿れば30幾つの会社の統合体ですが、その中には100年を超える歴史の長い会社もあり、創業者をはじめ多くの先人のご苦労があったればこそ、今この会社はこの世に存在しているのです。
そうした先人の残した言葉の中には『あらた』の現社員にとっても心掛けなければならぬ貴重な教えがあります。
それをまとめたのが『あらた』の社訓です。
その深い意味を理解し、心に留めて各々の勤務に励みましょう。

働くは人の道
人はなぜ働くのでしょうか。「給料をもらってそれで生計を立てるためである。」なるほど、一見それで全てを尽しているように見えます。しかし週5日間、8時間ずつ働いたとして、1年では2,160時間、皆さんは『あらた』の職場で過ごすわけです。人生のこの貴重な時間を、ただ給料をもらうためにやむを得ず働く必要悪だとしたら、誠にさびしいことです。
働くことの中に生きがいを見出し、その中で人間的にも成長し豊かな人生を築くことができたら、それは素晴らしいことではないでしょうか。
「働くは人の道」はまさにこのことを言っております。
働くことは人生の単なる手段ではなく、自らの人生を創造する重要な要素と考え、自分の仕事にベストを尽してまいりましょう。
誠心誠意
「あの人は誠意がない」とか「あの人は誠意がある」という言葉は日常の会話でもよく出てきます。しかし改めてその意味を問われると答え難い言葉です。辞書には「うそいつわりのない心。私利私欲のない心。まごころ」とありますが、純な気持で何事にも一生懸命つとめる態度といってよいかも知れません。この態度が他人の心を打ち、私たちの目的に協力していただけるのであり、知識や技術よりも先に「誠心誠意つとめる」ことが『あらた』社員として重要だということです。
感謝報恩
人は誰でも一人では生きてゆけません。家族、友人、同僚、会社であればお得意先、お仕入先、株主、金融機関など、さらに広く目を転じれば、地域社会、国家、世界中の国の人がいて、私たちは毎日生きているのです。
いってみれば自分は生かされているのであり、そのことに感謝する心が必要です。そして、その恩に報いるために、自分のできることはやろうという報恩の気持があってはじめて対人関係もうまく行き、結果としてあなたも会社も繁栄してゆけるのです。
「最も多く奉仕する人は最も多く報われる」という言葉は洋の東西を問わず、いつの世にも真実でありましょう。

社是

一、本業深耕 一、現場重視 一、自律経営 一、役割貢献

社是解説

社是とはいってみれば会社の憲法です。経営者はもちろん『あらた』社員は、この会社の憲法たる社是に基づいて物事を判断することを求められます。
この大方針を全員が確認し、同じ方向に向かって進むとき、全社のパワーが結集して大きな力を発揮することができるのです。
また『あらた』が永遠に発展し続ける鍵がこの社是に含まれているといえましょう。

一、本業深耕
『あらた』の本業は卸売業です。メーカーのつくった商品を小売店にお届けし、いつでもどこでも安く安定して消費者が買えるよう卸機能を発揮するのが役目です。
この卸機能を深く探究し、最も望ましい形で実現するための課題は無限です。
取扱い商品や得意先構成などは今後変化してゆくでしょうが、本業のコア(中核)の部分からはずれず、それを深く耕してゆく中に未来の発展が見えてくるでありましょう。
一、現場重視
企業にとって問題の発生もそれを解決する鍵も現場にあることが多い。『あらた』の現場は営業、物流、情報、業務の第一線です。そこで働く社員が現場の問題点や解決策も一番知っているはずですが、経営幹部もその中に入り一緒になって問題解決をはかることが望ましい。スピードアップもはかられますし、事実に則した間違いない経営判断もできましよう。何よりも心が通い合うことが重要なのです。
一、自律経営
組織が大きくなると、一部の管理者が全てに目を配り、適確に物事を判断してゆくのは難しくなります。ともすれば何段階もの階層を経て、指示命令が届く間に問題解決のタイミングが遅れ、大きな商談を逃したり、被害を大きくしたりといったことが起り得ます。そこで事業所単位で即断即決しなければならない、或いはそうした方がよい場合が多いといえましょう。その際の判断材料は当社の経営理念であり、また客観的なデータということになります。そしてその結果は月次決算で検証されます。
このことは何も組織にのみ言えるのではなく、「自律的に働く」「一人一人が経営感覚を持って仕事をする」あらた社員全員にあてはまる原則です。
一、役割貢献
当社の社員は役員であれ一般社員であれ、「同じ目的につながるパートナー」です。職務上の地位はその人の職務に付随しているのであって、人間的に「偉い」のでもなければ「特別の権利」を有するのでもありません。人間として対等であり、異なるのは「その人に期待されている役割」の中味だけです。役割責任の軽重によって待遇にも差がありますが、役割が変われば待遇も変わる。そして「期待される役割」にどの程度貢献したかで評価されるということも基本的な考えの一つです。

スローガン

(世のため)
一、流通経済の一翼をになう社会的使命の重大さを認識し卸商社の役割を果たそう
(顧客のため)
一、誠実謙虚な態度と旺盛なフロンティア精神をもって仕事に取り組もう
(わが社のため)
一、喜びを分かちあい和親協調の精神で邁進しよう

経営理念実現のために6つの綱領

経営理念は単なる理想に終るものであってはなりません。
そこでこの理念を実現して全ての人から望まれる企業となるため6つの綱領を樹立します。

綱領1 基本的態度─5項目─
われわれはわが社の発展を願うよりも先に
  • 1. 顧客の満足を得ることを考える
  • 2. 生産企業(メーカー)への寄与を考える
  • 3. 同業各社との商道徳に基づいた協調関係確立を考える
  • 4. 国家社会の法を守り適正な納税を考える
  • 5. 全社員が福祉関係で固く結ばれることを考える
以上のことを深く意識するように努め、これら5つの項目が均衡の取れた最善の姿において具現化される時、初めてわが社発展の期待が生まれてくるのであります。
綱領2 誠実と謙虚と努力
人間の肉体や頭脳の能力にはさほど差があるものではありません。
しかし世間に種々の人物像があるのはなぜでしょう。
それはその人の誠実さ、謙虚さそして努力の差に負うところが大きいといえましょう。こうなりたいという志を持つことも必要なことです。
綱領3 信頼と好感
社内、社外を問わずあらゆる人との関係は「信頼」によって結びつくべきこと。
そのためにまず、わが社は誰からも信頼をもたれる会社であり、好感をもたれる社員の集まりでなくてはなりません。争いは避けるよう努めますが、前向きな意見を闘すことは本当の和を実現するために必要なことでもあります。
綱領4 奉仕の精神
「世の中のお役に立ち続ける」というのはあらた創立の精神でもあります。自分の利害を超え、人類社会のお役に立とうとする「奉仕の精神」は結果として本人を最も益することにもなるのです。
綱領5 期待される社員像
  • 1. 誠実な努力を惜しまない社員
  • 2. 常にまじめで礼儀正しい社員
  • 3. いつも情熱を燃やし意欲的で明るい社員
綱領6 厳しさ
われわれは、厳しい競争社会にあることもまた事実です。極めて厳しい日常の競争の中でわが社は育ってゆくのです。それもそのあり方は自分に厳しくあるを第一とします。
  • ・社員自らの努力はすばらしい成果を生む
  • ・すばらしい成果は尊い利益を生む
  • ・尊い利益はよりよい生活を生む
厳しさの中から明るい楽しい働きがいのある職場を創造するために、お互いが尊敬と信頼の基盤に立って勇敢に切磋琢磨しましょう。

経営方針

1. 目標重視主義
どんな仕事にもすべて目標を設けて、各部各層、その目的達成を目指して、常に自己管理を怠らないこと。
2. 商品重点主義
当社はメーカーの作った商品を取り扱い、それを小売店に販売することによって成り立っているのであるから、商品を大切に取り扱うことは当然のことであります。そして市場の変化に合わせて常にフレッシュな商品構成であることを心掛け、お得意先のご要望にお応えするとともに、当社在庫の鮮度にも気を配らなければなりません。
3. 少数精鋭・人材育成主義
わが社の現有勢力で優秀な営業成績を収めるには、生産性の向上以外に途はありません。したがって現在の社員一人一人が精鋭であり人材であるよう自らのレベルアップをはかり、人間的にも成長してゆかなければなりません。
4. 財務堅実主義
いつどんな不況に襲われてもビクともしない筋骨たくましい企業体質を備えるためには、常に堅実なる財務内容を維持していなければなりません。そのためには社員一人一人がコスト意識をもって徹底してムダをはぶくとともに、使うお金は当社の将来の発展に確実に活きるものでなければなりません。

あらたの企業行動指針

企業行動指針制定の趣旨

  • 1.『あらた企業行動指針』は、あらたの経営理念やあらたらしさの実現へ向けて私たちが活動する際に、「何をすべきか」あるいは「何をしてはいけないのか」を具体的に示したものです。
  • 2.『あらた企業行動指針』は、私たちが法令や規範を守る宣言だけでなく、高い企業倫理を基本としています。
  • ※「私たち」とは、あらたグル-プのすべての役員、社員、嘱託を指します。

あらた企業行動指針の項目

第1 社会に対する姿勢

1 地域社会に対する姿勢
  • 1. 私たちは、地域社会と連携を図り、地域活動や市民活動に協調して、「良き企業市民」として良好な関係を築き、地域社会の一員としての責任を果たします。
  • 2. 私たちは、地域社会の歴史、文化、生活様式等を尊重して、地域社会の発展に寄与します。
2 環境保全に対する姿勢
  • 1. 私たちは、会社での活動に限らず、一人ひとりの生活においても、一市民として環境保全への配慮を常に心がけます。
  • 2. 私たちは、商品の仕入、販売、物流、回収などにおいて再資源化を意識した事業活動を行い、限りある資源やエネルギーの無駄をなくし、排気ガスや廃棄物の低減にも努めます。
3 関係業界に対する姿勢
  • 1. 私たちは、全国卸売業者相互の連携と親睦を図り、共通する諸問題を研究討議し、卸売業の健全な発展に寄与します。
  • 2. 私たちは、関係諸団体と緊密な連携を保持して業界の繁栄に寄与します。
4 政府行政機関に対する姿勢
  • 1. 私たちは、国家公務員倫理法などの法令を尊重し、政治・行政に関わる人々に対する供応、接待は、一般社会での社交儀礼の範囲を超えては行いません。
  • 2. 私たちは、監督官庁から許認可などの必要がある場合には、決められた行政手続に基づいて行います。
5 法令遵守に対する姿勢
  • 1. 私たちは、企業倫理と経営の健全性の重要性を認識し、迅速かつ正確で幅広い情報開示に努め、経営の透明性を高めていきます。
  • 2. 私たちは、日常業務を遂行するに当たっては会社法、金融商品取引法等関係法令を遵守し健全な企業経営を行っていきます。
  • 3. 私たちは、法に準拠して会計処理を行い、粉飾決算等の非社会的行為は行いません。
  • 4. 私たちは、会社と不当な取引をして個人的な利益を得る行為は行いません。
  • 5. 私たちは、会社と同様の業種の仕事を社外で行いません。
  • 6. 私たちは、反社会的勢力による不当要求行為に対しては、毅然とした態度で対応し、取引その他一切の関係を持ちません。

第2 株主に対する姿勢

  • 1. 私たちは、透明性のある企業経営を堅持して、適正な会計処理を行います。
  • 2. 私たちは、株主や投資家との対話を大切にして、資本市場から信頼を得られるように努めます。
  • 3. 私たちは、未公開の重要な情報(インサイダー情報)を適切に取扱います。
  • 4. 私たちは、質の高い成長を通じた正当・健全な成果の蓄積・提供により、株主の理解と共感を得る活動に努めます。
  • 5. 私たちは、経営責任を適正に分担して、企業の使命遂行に努めます。
  • 6. 私たちは、株主・投資家の資産(有形・無形)の保護、拡大に努めます。
  • 7. 私たちは、株主・投資家に対して、関連情報等を適切なタイミングで適正に公開し説明責任を果たします。
  • 8. 私たちは、株主・投資家の提案、要請、不満等に対して適正に対応し、必要な場合には正式な決議を経て実行します。
  • 9. 私たちは、資金については合理的なリスク管理に基づいて運用し、投機的な取引は行いません。

第3 お取引先に対する姿勢

  • 1. 私たちは、常にお取引先の視点に立って、真に満足いただける価値のある商品とサービスの研究、開発、販売に取り組みます。
  • 2. 私たちは、お取引先と接するあらゆる機会に、「私があらたグループを代表している」という自覚を持って行動します。
  • 3. 私たちは、常にお取引先に対して感謝の気持ちで誠実に接し、満足と信頼を得られるよう行動します。
  • 4. 私たちは、お取引先から苦情が寄せられた場合は、誠実に対応します。
  • 5. 私たちは、万一商品やサービスの事故が発生した場合は、迅速に対応します。
  • 6. 私たちは、お取引先の声を積極的に聞いて、今後の行動に生かします。
  • 7. 私たちは、お取引先に対して、質の高い情報を提供します。
  • 8. 私たちは、取引を始めるときには、お取引先と十分な交渉を経て契約を締結し、誠意をもって実行します。
  • 9. 私たちは、関連する法令・ルールを遵守するとともに、健全な商習慣に従いお取引先と相互に利益のある取引関係を樹立し、これを維持します。
  • 10. 私たちは、自由競争のル-ルに従って、公正かつ適切な条件での取引を行い、優越的地位の濫用など不公正な取引は行いません。
  • 11. 私たちは、お取引先から提供された機密情報の取扱いに気を付けて、決して第三者に漏らしません。
  • 12. 私たちは、公正さを疑われるような贈答や接待をしたり、受けたりはしません。
  • 13. 私たちは、儀礼的もしくは季節的な贈り物をする習慣がある場合には、社会的に許される範囲内で対処します。

第4 会社財産と企業情報に対する姿勢

  • 1. 私たちは、会社の敷地、施設、車輌等の資産を無断で業務以外の用に使用しません。
  • 2. 私たちは、会社のソフトウェア等の無形の資産を無断で業務以外の用に使用しません。
  • 3. 私たちは、退職する時、業務上使用している会社の資産を返却します。
  • 4. 私たちは、退職する時、業務上蓄積したデータを返却します。
  • 5. 私たちは、機密情報は管理し、開示すべき情報は適切に開示します。
  • 6. 私たちは、経営に重要な影響を及ぼすと思われる情報は速やかに上司へ報告します。
  • 7. 私たちは、業務上蓄積したデ-タ、及び業務上知り得た情報等を業務以外の用に使用しません。
  • 8. 私たちは、業務上知り得た経営上重要な情報は、会社が外部に公開する前には漏洩しません。
  • 9. 私たちは、業務上知り得た社内外の情報を、退職後も第三者へ漏洩しません。
  • 10. 私たちは、互いのプライバシーを尊重し、個人情報の取扱いには十分に留意します。

第5 私たちの行動姿勢

  • 1. 私たちは、経営理念の実現へ向けて、経営方針に準拠して行動します。
  • 2. 私たちは、全社員経営の考えのもと、職務遂行の為に必要な経営上の幅広い情報を収集し、自律的に判断し行動します。
  • 3. 私たちは、生きいきと働けるように、お互いを思いやり、それぞれの考え方や立場を尊重します。
  • 4. 私たちは、パートナーとして、互いの人権、人格と個性を尊重し、一人ひとりがその能力を最大限に発揮できる職場環境をつくります。
  • 5. 私たちは、一人ひとりの活動を応援し、ゆとりと豊かさの充実に努め、共に成長していくことをめざします。
  • 6. 私たちは、役割貢献に基づく公正な評価を実施します。
  • 7. 私たちは、国籍、宗教、人種、性別、学歴、年齢等による差別的な行為や嫌がらせを禁止し、基本的人権を尊重します。
  • 8. 私たちは、職場における健康と安全に配慮します。
  • 9. 私たちは、それぞれの役割に貢献できるよう、知識、技能等の習得に努めます。

第6 運用体制

  • 1. 私たちは、経営理念や経営の真髄を表す重要な諸項を『あらたポリシ-ズ』として小冊子に集録して常に携帯し、反復熟読して、その精神を会得するように努めます。
  • 2. 私たちは、全社員経営の考えのもと、職務遂行の為に必要な経営上の幅広い情報を収集し、自律的に判断し行動します。